大気のスモッグは政治のスモッグに通じる
四川省成都市在住のネット作家劉爾目は、スモッグの根源は偽りの発展を追求する共産党政権にある、という趣旨の文章をネットで発表したため、警察に連行された。後にVOA(ボイス・オブ・アメリカ)の取材で、「スモッグは成都の民衆にこの問題を意識させ、議論に参加して訴えるように覚醒させた」と述べた。「子供のために一時的にスモッグから逃れることはできる、だが後の世代のために共産党への批判や、環境問題への関心は放棄しない。今後も抗争を堅持し、人々に目覚めるよう呼び掛け、権利を守ることを支持する」と続けた。
このように政府の民衆のあらゆる意見表明を封じるやり方は、政府と民衆の対立関係を強めるだけである。中国人民大学の周孝正教授はRFAの取材に、スモッグ問題の本質は「政治霧霾(政治的なスモッグ)」だと述べている。そして共産党政権の利益集団が長年行ってきた経済発展モデルが、資源浪費や環境汚染を生み、既得利益層は海外へと大規模な移住で難を逃れているが、逃れられない一般大衆に問題を押し付けていると批判した。
スモッグ問題は、こうして環境問題から政治問題へと発展し、若者や中産階級が積極的に政治参加する「霧霾政治(スモッグ政治)」とも言うべき状況になっている。