台湾通の友達が教えてくれるような情報を紹介
一青 最近は台湾への旅行ブームもあって、台湾特集はいろいろな雑誌でもやっています。『BRUTUS』は男性誌だからこそできる視点という部分は意識しましたか。
西田 これまで男性向けの台湾本の決定版がありませでんした。かわいい場所やエステスポットではない台湾の紹介をやってみようと思いました。私たちの雑誌は、初めて行く台湾ではなく、2回目、3回目の台湾、という気がしますね。もうちょっと奥まで行ってみようという人たち向けに作っています。ですから、同じページの中に、美術館も食べ物も観光地も入れました。
1本1本の記事のボリュームは小さいけれど、下調べをしたうえで、現地に行ってさらに流行をどんどん取り入れた内容にして、ネット的なスピード感が出るように心掛けました。現地には台北に3チーム、台中、台南、台東に3チームの6チームの取材陣を派遣しています。
普通のガイドブックでは、例えば小籠包の店を20軒紹介したりすることがありますが、普通はそんなにたくさんの店には行けません。おいしい小籠包を20軒出すより、必ず間違いない3軒を出したかった。台湾へ行くとき、台湾通の友達に声掛けていくと、いろいろ教えてくれますよね。それに勝る旅情報はありません。そういう情報を集めたつもりです。
バナー写真=西田善太『BRUTUS』編集長(右)と作家の一青妙氏(左)(撮影:野嶋 剛)
