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《あえのこと》 毎年12月4〜5日ごろ、石川県能登町波並では1年の収穫に感謝し、米俵を供え一家を挙げて「田の神」をもてなす。カミの姿は見えないが、あたかもそこにいるかのように供応する(1954年撮影)
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《一粒の種から》 愛知県大治町馬島の「種まき祝い」の行事で、モミを握りしめる農民の手を黒バックで象徴的に浮かび上がらせている(1956年撮影)
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《七日祝い》 鹿児島県沖永良部島で撮影された1枚で、生まれて7日目の赤子の額に蟹(かに)を載せる祝いの行事である。「ナンカエー」とも称される。蟹のように這(は)い這いができるようにという願いが込められている(1956年撮影)
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《頭上運搬》 頭上におけ、籠などを載せる荷物の運搬法は、南方の島々で広く行われていた。沖永良部島での撮影で左の女性が運ぶのは、燃料に使うソテツの葉である(1956年撮影)
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《虫送り》 愛知県稲沢市祖父江町の「虫送り」の行列。夕暮れ時に、「平ノ実盛さん」と称する藁(わら)武者を先頭に、田んぼのあぜ道をゆく人々の姿は幻想的である(1957年撮影)
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《島に帰る》 長崎県・五島列島の小値賀島と他の島々を結ぶ連絡船の船上風景。老若男女がひしめくように乗り込んでいる。波が穏やかな日はいいが、海が荒れれば交通手段はなくなってしまう(1962年撮影)
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《海女》 石川県の舳倉(へぐら)島で撮影された海女のたくましい後ろ姿。腰に「はちこ」と称される麻縄を巻き、貝を採取するための貝金を差している。潜水の前には貝金で船べりを軽く打って安全を祈願し、呼吸を整える(1962年撮影)
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《榊(さかき)鬼》 愛知県北設楽郡一帯で、毎年11月上旬から翌年1月中旬にかけて繰り広げられる花祭りのクライマックス、榊鬼登場の場面である。鬼役はさらし木綿で上半身を巻き、面をつけることで神の使いに化身し、長時間マサカリを振り回すような力を得る(1972年撮影)
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《村立ち》 福井県三方町の国津神社の神事の一場面。祭りをつかさどる「頭屋(とうや)」での祝宴を終え、御幣を担いでこれから神社へと繰り込む。お酒が入っているので、皆楽しそうだ(1973年撮影)
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《延年の舞い》 岩手県平泉町の毛越(もうつう)寺で挙行される、正月20日の「延年の舞い」。仮面をつけた老女が、生への執念を見せて足踏みする様を現す。やや上方から画面を傾けたカメラアングルで、ダイナミックな動きが強調される(1979年撮影)
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《西大寺会陽(えよう)》岡山市にある西大寺の観音院で毎年2月に行われる会陽の本祭は「はだか祭り」として知られる。宝木(神木)を争奪する裸の男たちのエネルギーが渦巻く場面を、手の動きだけにスポットを当てて象徴的にとらえている(1979年撮影)
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《まゆんがなし》 沖縄県石垣島川平の年替わりの行事。海のかなた「ニライ」の国から訪れる来訪神に村人たちがごちそうを勧める。カミとヒトとの密接な交流の様子が、緊張感をもって伝わってくる(1988年撮影)
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《火防(ひぶ)せの使い》 全身を藁(わら)で覆っているのは、厄年を迎えた男たち。初午(はつうま)の日に、御幣を持って奇声を発し、火防せの水を掛けに街に繰り出す。神の使いに成りきっている様子がうかがえる(1996年、宮城県東和町で撮影)
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《十三祝い》 数え年の13歳のお祝いで、女子の場合は実家で営まれる最初で最後の行事になるため、新調の晴れ着を着て盛大に行われる。緊張する少女の表情が印象深い(1957年、沖永良部島で撮影)
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「十三祝い」のネガストリップ。このカットの前後に、彼女がどんな振る舞いをしたのかがよく分かる貴重な記録資料だ