住みたい街は6年連続で「横浜」が首位―リクルート調査 : トップ3は山手線の外側

リクルートの住宅情報誌SUUMOが2022年11月中・下旬に実施した「住みたい街（駅名）」アンケート調査（有効回答1万人）で、総合1位は6年連続で「横浜」だった。トップ3の「横浜」「吉祥寺」「大宮」はいずれも得点を前年より伸ばした。

4位「恵比寿」はコロナ禍以降3年連続で得点ダウン。5位「新宿」は3年ぶりに得点大幅増。大河ドラマで話題となった「鎌倉」は2018年以降で最高位の8位。「渋谷」「東京」は2018年以降初めてトップ10圏内に入った。

トップ20のうちJR山手線の駅、又は山手線の内側にある駅は8つ。東京23区外の駅はトップ3も含めて11が選ばれた。

トップの「横浜」については、「魅力的な働く場」「文化・娯楽施設が充実」「街に賑わい」「大規模商業施設がある」を魅力として挙げる人が多かった。ここ数年で、みなとみらい地区に本社移転を含む大企業のオフィスが大きく増加したことや、2020年から横浜駅周辺の再開発が進み、買い物利便が向上したことなどが評価されている。

「流山おおたかの森」が千葉県内の駅の中で初のトップとなった。駅周辺の都市再生整備計画が完了。家電やインテリアの量販店、習い事施設、医療施設、スパ施設などが増強され、駅周辺で用事が完結するコンパクトな街が完成の域に達している。子育て・教育環境の充実を理由として挙げる人が多かった。

首都圏・住みたい街トップ20

黄色は山手線又は山手線の内側にある駅、グレーは東京23区外。「京急」は京浜急行、「東急」は東京急行の略
出所 : リクルート

バナー写真 : 横浜駅東口の高層住宅群（PIXTA）