今日は何の日:On This Day in Japan

今日は何の日:3月16日

経済近代化に尽力 渋沢栄一が生まれる

1840年 (旧暦:天保11年2月13日)明治・大正期の実業家渋沢栄一が現在の埼玉県深谷市に、養蚕や製藍を兼業する豊かな農家の長男として生まれた。文武両道に励むかたわら、家業を手伝い商売感覚を養った。67年、「パリ万博幕府使節」に随行。万博後も欧州諸国に1年半遊学し先進国の社会制度や経済活動に触れた。帰国後は明治政府に出仕。国立銀行条例を制定し、その第1号である第一国立銀行(後の第一銀行=みずほ銀行の前身)の設立にも携わった。

73年に退官し、同行頭取を務め、多くの企業を立ち上げたので「資本主義の父」と呼ばれる。ただ、高等教育機関の設立や医療・福祉事業にも取り組むなど、活動範囲は産業界にとどまらなかった。日本近代化の礎を築いた一人といえよう。1931年11月11日没。

関連記事

その他の出来事

1885(明治18)年 福沢諭吉が創刊した日刊紙・時事新報の社説に、福沢の「脱亜論」が掲載された。明治維新により文明開化を成し遂げた日本に対し、中国(清)と朝鮮は儒教主義を捨てきれず列強からの独立を目指そうとの気概が見られない。両国と日本を西欧に同一視されるなら、日本の近代化への努力は無になる―として、古いアジアからの脱却を訴えた。

前年末に朝鮮で起き、福沢の教え子らが支援した独立派のクーデター「甲申政変」が清の袁世凱の介入で失敗した。これに失望した福沢が、旧弊を改めない極東の2国に対する決別の辞として書いたのが脱亜論との説もある。

関連記事

1934(昭和9)年 内務省(総務省の前身)が日本初の国立公園として瀬戸内海、雲仙(現・雲仙天草)、霧島(現・霧島錦江湾)の3地域を指定した。名称の変更は対象地域の拡大による。現在34の国立公園がある。根拠法は31年に施行された国立公園法。戦後の57(昭和32)年、全面改定されて「自然公園法」となった。新法は目的について「優れた自然の風景地を保護するとともに、その利用の増進を図ることにより、国民の保健、休養および教化に資するとともに、生物の多様性の確保に寄与する」とうたっている。現在の主務官庁は環境省。

関連記事

1963(昭和38)年 小田急電鉄が箱根方面への特急ロマンスカーの輸送力増強のために刷新した3100形電車の運用を開始した。57年に投入した先代の3000形ロマンスカーは、「レジャー」という言葉が都市住民に広がった時代的背景もあり、人気を呼んだ。ビジネスとして成功した半面、週末の需要に対応しきれなかった。そこで新型電車は11両編成と3両増やすとともに、居住性を高め内装も高級感をもたせた。

先頭車両の運転席を2階に上げ、前面展望席を設けた。運転士感覚で車窓の景色を楽しめると好評だった。"New Super Express"(NSE)の愛称を付け、3000形SE車からのグレードアップを印象づけた。新宿から小田原で箱根登山鉄道に乗り入れ箱根湯本まで直行する観光特急として長年親しまれた。

関連記事

天草 渋沢栄一 箱根 瀬戸内海 福沢諭吉