最初の緊急事態宣言が発出された2020年4月7日の全国の新規感染者数は368人だった。当時、街は静まり返り、マスクをしていても会話するのがはばかられるムードがあった。最近は、新規感染が5万、6万、7万と聞いてもだんだんと驚くこともなくなってきている。「重症化しないらしい」などという思い込みはキケン。気を引き締めて第6波を乗り切らなければ…
新型コロナウイルスの変異株・オミクロン株の猛威が止まらない。21年夏の「第5波」の際は、7月からじわじわと感染者数が増え始め、初めて1日当たりの感染者が2万5000人を超えた8月19日までは1カ月半を要した。ところが、今回は、1月1日の感染者534人から、1月15日に2万5000人を突破するまでわずか2週間。その1週間後の1月22日には倍増以上の5万4576人まで増え、1月27日には7万8931人と、早くも第5波ピークの3倍の高波となっている。
感染者の急増に伴い重症者数も増加傾向にあり、1月27日は前日比67人増の537人で、21年10月9日以来、3カ月半ぶりに500人を超えた。ただ、第5波の時と比べると、重症者数の増加は緩やかで、第5波ピークの2221人の4分の1程度にとどまっている。
オミクロン株の感染急拡大が先行した沖縄で新規感染者数がピークアウトしつつあることから、厚生労働省の専門家組織は、全国的にも今後2週間前後でピークを迎える可能性があると指摘している。一方で、従来のオミクロン株よりもさらに感染力が強いオミクロン株の別系統「BA.2」が国内で検出され始めており、引き続き、警戒が必要だ。
バナー写真 : PIXTA

