年末恒例「2026 T&D保険グループ 新語・流行語大賞」(自由国民社『現代用語の基礎知識』選)候補には、「データセンター」「AI暴走」などAI関連の言葉が多数ランクイン。「ちいかわ」「パンチくん」に人々が熱狂する背景にもSNSの存在あり。「りくりゅう」は五輪金メダルと婚約で大きな話題となった。

2026年を彩った言葉

気がつけばAI(人工知能)が生活インフラの一部になっていた。ファミレスやイベント会場でフィジカルAIに接客されても違和感なし。ネット検索すればAIが先回りしてあれこれ教えてくれる。AIの普及に伴いデータセンターの需要が増し、国内半導体大手のキオクシアの株価が急騰するなど、さながらAIバブル。その弊害も少なからず出ている。生成AIで声を無断模倣された声優が声の権利を求めて提訴。連日のサイバー攻撃で、いまや個人情報は丸裸?もっと恐ろしいのは、ネットから隔離されていたAIが自力で脱出して自律的に攻撃を仕掛けるなどAI暴走が相次いでいる。情報過多の世界で、ショート動画やガチャなどの刺激なくしては生きていけないドパガキ(ドーパミン中毒のガキ)が続出。疲れた頭をだますために不健康すぎる超高カロリーギルティ消費も花盛り。

病んだ世界から逃げ出したいからなのか、漫画「ちいかわ」の映画には大人もはまって社会現象化。しかし、ちいかわたちに癒される一方で、紛争が絶えることのない現代社会の縮図のようなストーリーに深く考えさせられた。イラン軍事攻撃に端を発したナフサ不足で白黒ポテチが登場。物価高騰でおかずが「ウインナーだけ」「磯辺揚げだけ」のお安いだけ弁当が大ヒット。政府は食料品にかかる消費税1%を打ち出したが、果たして効果はいかに。

プックリ立体感があってドロップのようなツヤが特徴的なボンドロシールは、親世代も巻き込んだブームに。ロックバンドのサカナクションの2012年の楽曲「夜の踊り子」にのせてダンス動画を国内外のアーティストが次々と投稿し話題になった。千葉県市川市動植物園のニホンザルの子どもパンチくんをひと目見ようと日本のみならず海外からもファンが押し寄せた背景にあるのはSNS。一方で、SNSツールを使った複雑多様なコミュニケーションで、親しく付き合いながら、裏では足を引っ張るフレネミー(friend+enemy)に心かき乱されることも。そんなとき、モナキが歌う「ほんまやで☆なんでやねん☆しらんけど」の昭和歌謡的なユルいノリが妙に心地よい。

ミラノ・コルティナ五輪でのドラマチックな金メダル獲得で日本中を熱狂させた「りくりゅう」の2人は、「好きすぎて滅!」な感じが伝わってきた。

残り2カ月を切った2026年、積み残しの課題もいっぱいあるけれど、来年はなんとかなれーッ。

トップ10、年間大賞は12月1日に発表される。

ノミネート語30リスト&ニッポンドットコム関連記事

1. 青切符

2. あかり、信じてるからな

3. AI暴走

4. キオクシア

5. ギルティ

6. 警戒レベル5

7. 言語化

8. 声の権利

9. 酷暑日

10. 消費税1%

11. 好きすぎて滅! 

12. スクイーズ

13. スマホ農場

14. setlog(セットログ)

15. だけ弁当

16. ちいかわ(現象)

17. データセンター

18. ドパガキ

19. ナフサ

20. なんとかなれーッ

21. NISA貧乏

22. パンチくん

23. ピックルボール

24. フィジカルAI

25. フレネミー

26. ホビ垢

27. ボンボンドロップシール(ボンドロ)

28. モナキ

29. 夜の踊り子

30. りくりゅう

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