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大坂 弘道 OSAKA Hiromichi 1937年生まれ。1959年、東京学芸大学美術科を卒業後、東京都の公立中学校の美術担当教諭として勤務する傍ら、木工作品の創作を続ける。1984年、正倉院宝物「紫檀木画箱」の復元模造のために中学教師を退職し、その作業に専念する。その後、独自の創作活動を続け、1997年、人間国宝に認定された。
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人間国宝 大坂弘道の世界
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「唐草文嵌荘筆箱(からくさもんがんそうふでばこ)」1994年。黒柿(くろがき)の表面に錫を嵌荘した作品。
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「蓮弁唐草文透嵌荘合子(れんべんからくさもんすかしがんそうごうす)」1999年。蓋を開けると、金箔(きんぱく)の鮮やかで荘厳な世界が目に飛び込んでくる。黒柿の表面に錫を嵌荘した作品。
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「宝相華文嵌荘花形合子(ほうそうげもんがんそうはながたごうす)」2002年。黒柿の表面に錫を嵌荘した作品。宝相華とは、奈良・平安時代に装飾として用いられた唐草文様。
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「螺鈿錫嵌荘香箱(らでんすずがんそうこうばこ)」2010年。黒柿の表面に錫と数種類の貝を嵌荘した作品。見る角度によってそれぞれの貝があやしい光を発する。
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自宅兼仕事場で制作中の大坂弘道。仕事以外にこれといった趣味を持たない大坂は、「仕事に没頭している時が、何よりも楽しい」と言う。
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小刀で、透かし彫りをした後の表面を滑らかにする。
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一木を彫り出した作品のため、ほんのわずかなミスも許されない。
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「黄楊宝相華文透彫香合子(つげほうそうげもんすかしぼりこうごうす)」2011年。大坂の最新作。
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蓋の上に取り付けられた蓮華(れんげ)の花は、一木から削り出されたもの。微細な美の世界に思わず息をのむ。
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「唐草文嵌荘筆箱(からくさもんがんそうふでばこ)」1997年。黒柿の表面に錫を嵌荘した作品。
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「黄楊錫嵌荘花形香合(つげすずがんそうはながたこうごう)」2009年。黄楊(つげ)の表面に錫を嵌荘した作品。
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「唐草文螺鈿嵌荘香箱(からくさもんらでんがんそうこうばこ)」2009年。黒柿の表面に錫と夜光貝を嵌荘した作品。夜光貝の描く直線が、作品を一層モダンに見せる。
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文様の下絵。緻密な作品の設計図でもある。
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大坂自らの骨箱(2003年完成)の制作過程。アクセントをつけるため唐草の文様に錫と金を交互に嵌入。
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錫を文様となる木片に嵌め込んでいく。薄さゼロコンマ数ミリという精度が要求される作業だ。この木片を木地に嵌め込み、大坂独自の世界観を表現する。
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作品制作に使用する小刀の数々。
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東京都練馬区中村橋のマンションの一室が大坂の仕事場。ここから数々の名品が生まれる。