魚介類や青果物が購入できるイベントも開催
仲卸売場は「卸売り」が原則のため、残念ながら一般客が魚を買うことは認められていない。ただ、魚を買ったり食べたりできるイベントが行われている。
5街区の青果棟前では、2019年1月12日から「豊洲市場Oishii(おいしい)土曜マルシェ」が毎週土曜日に開催されている。豊洲市場に入荷した新鮮なマグロやアジ、サバ、マダイといったさまざまな種類の店頭販売が行われおり、「豊洲フレッシュグリーンマルシェ」では、市場に直送された上質な野菜、果物も買うことができる。
サザエをはじめとした高級魚介の炭火焼きが味わえる「豊洲シーフードバーベキュー」が用意されているほか、天然ブリと旬の野菜の汁物が食べられる「達人シェフによる豊洲鍋」が販売され好評となっている。
さらに、日本最大のフードトラックプラットフォーム「TLUNCH」からは、人気店が週替わりで豊洲市場限定メニューを提供。新鮮な魚介類や野菜を買ったり食べたりでき、市場に一層のにぎわいを生み出してきた。このイベントは3月30日までだが、4月からは水産仲卸棟に隣接するスペースで、同じようなイベントが開催されることになっている。
青果棟内はモダンな雰囲気。入り口近くの見学通路には12のガラス面があり、その側面は1~12月までの旬な野菜や果物の色で彩られている。突き当りを曲がると展示パネルがあり、一番奥にはフローリングの床にガラス張りの見学者デッキがある。こちらも早めの時間に行けば競りの様子を見ることが可能。青果棟への専用通路の下には飲食店が3軒あり、寿司大と双璧をなす人気の「大和寿司」には早朝から多くの人が並ぶ。市場関係者の間では築地時代から、この大和寿司が一番と太鼓判を押す人も少なくない。
予約なしでも、見て食べて買って楽しめる豊洲市場。いろいろな魅力が詰まっているだけに、人気はますます高まりそうだ。
●アクセス
新交通ゆりかもめ「豊洲」駅から約4分、「新橋」駅から約28分の「市場前」駅下車、徒歩すぐ
文=川本 大吾(時事通信社水産部長)
写真=三輪 憲亮
(バナー写真:水産卸売場棟にある巨大なクロマグロのオブジェ)
(*1) ^ 休市日は東京都中央卸市場公式ホームページで確認してください








