シリーズ Japan Timeline
Timeline for June 2014
[2014.07.03] 他の言語で読む : ENGLISH | 简体字 | 繁體字 | ESPAÑOL | العربية | Русский |

安倍首相のG7出席、虎ノ門ヒルズの開業、富岡製糸場の世界遺産登録、サッカーワールドカップでの日本の活躍など、2014年6月の日本の出来事を振り返る。

2

地下水の流入で汚染水が増え続けている東京電力福島第一原子力発電所で、建屋周辺の地下に氷の壁を作って囲む「凍土壁」の工事を開始。凍土壁とは、地中に通した凍結管にマイナス30度の冷却液を循環させて周りの土壌を凍らせるもので、1~4号機の建屋の地下に1メートル間隔で1,550本の凍結管が埋め込まれる。汚染水対策の柱だが、前例のない事業のため成否は未知数。

3-7

安倍晋三首相はベルギー、イタリア、バチカンを歴訪。4-5日にベルギーのブリュッセルで開催された主要7カ国(G7)首脳会議で、ウクライナ情勢について「力による威嚇は許されない」と表明、名指しを避けつつ海洋進出で攻勢を強める中国をけん制した。6日にはイタリアでレンツィ首相、バチカンでフランシスコ法王との会談を行った。

5

パーソナルロボット「Pepper(ペッパー)」を発表するソフトバンク・孫正義社長(2014年6月5日、写真提供=時事)

ソフトバンクモバイルが感情認識機能を搭載したパーソナルロボット「Pepper(ペッパー)」を開発、ロボット事業に参入すると発表。一般向けの発売は2015年2月で、価格は19万8,000円(税別)。日本のロボット産業の市場規模は2012年の約8,600億円から、2020年には2.8兆円、2035年には9.7兆円への拡大が見込まれている。

8

世界最高齢の男性だったアレクサンダー・イミックさんがニューヨークで亡くなったため、百井盛(ももい・さかり)さん(111)が世界最高齢の男性となった。百井さんは1903年2月5日生まれで埼玉県在住。

11

都内2番目の高さとなる超高層ビル「虎ノ門ヒルズ」(地上52階建て、高さ247メートル)が開業。2020年の五輪開催で注目を集める湾岸地域と都心を結ぶ幹線道路「環状2号線」の真上に立つ。道路を含めた総事業費は約2,300億円。

16

パリ郊外で開かれた世界最大規模の陸上兵器・防衛装備品の展示会「ユーロサトリ」に日本ブースが初出展し、三菱重工業や川崎重工業、NEC、日立製作所など13社が参加。日本の防衛産業は取引先が自衛隊に限られていたが、4月に閣議決定された「防衛装備移転3原則」で平和貢献や国際協力、日本の安全保障につながることなどを条件に輸出や国際共同開発が認められたことを受けての出展。

17

政府が観光立国推進閣僚会議で「観光立国実現に向けたアクション・プログラム2014」を決定。東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年までに訪日外国人2,000万人達成という目標を明記した。インドネシア向けのビザの免除、フィリピン、ベトナム向けのビザの一層の緩和などにより、アジアからの旅行客を増やす計画。

17-23

皇太子さまが日本との国交樹立150周年を迎えたスイスを公式訪問。皇太子さまは同国には英国留学中の1984~85年にご旅行で3回訪ねられているが、公式ご訪問は初。

18

児童ポルノの写真や映像の「単純所持」禁止を盛り込んだ改正児童買春・ポルノ禁止法が成立。従来の規制対象は、製造、譲渡、販売などの供給行為に限られていたが、自分の意思に基づき性的好奇心を満たす目的で18歳未満の児童のポルノ写真などを所持した場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されることになる。先進7か国(G7)で単純所持を禁じていないのは日本だけだった。

21

ユネスコの世界遺産委員会が、「富岡製糸場と絹産業遺産群」(群馬県)を「世界の絹産業の発展につなげる舞台となった」として世界文化遺産に登録することを決定。産業や土木の技術進歩を示す近代化遺産としては日本で初めての登録となった。富岡製糸場は、明治政府によって輸出品の生糸産業振興を目指して設立され、世界で絹の大衆化に貢献した。

23

18日の東京都議会本会議で、女性議員である塩村文夏(しおむら・あやか)さんが妊娠や出産についての都の政策を尋ねた際に「早く結婚したほうがいいんじゃないか」などとやじが飛び、批判が高まっていた問題で、鈴木章浩(すずき・あきひろ)議員が発言を認めて塩村議員に謝罪。ただし「子どもが産めないのか」との発言については否定した。

24

政府は、経済財政運営と改革の基本方針「骨太の方針」と、新たな成長戦略を決定。「骨太の方針」では、法人実効税率を数年で20%台とすることを目指し、来年度から引き下げを開始すると明記。50年後にも1億人程度の安定的な人口構造を目指すとして、より長期的な課題にも踏み込んだ。

25(日本時間。現地時間24日)

サッカーのワールドカップブラジル大会で一次リーグC組の日本がコロンビアと対戦、1―4で敗れた。15日のコートジボワール戦で1―2で敗北、20日のギリシャ戦で引き分けと、2敗1分けで同組最下位となり、2大会連続の決勝トーナメント進出はならなかった

総務省が1月1日時点の住民基本台帳に基づく人口動態調査を発表。日本の人口は前年同期より24万3,684人(0.19%)少ない1億2,643万4,964人で、5年連続で減少した。3カ月を超える在留資格などを持ち住民票を届け出ている外国人200万3,384人と合わせても、去年より24万6,031人少ない1億2,843万8,348人だった。年間の死者数が過去最多を更新した一方で、出生数が微増にとどまった影響が大きいとみられる。

29

北朝鮮が、日本海へ向けてミサイルを2回発射。政府はこれに対し厳重に抗議したが、菅官房長官は日朝協議を予定通り開催すると発表した。

JR新宿駅南口の歩道橋上で50代後半と見られる男性が焼身自殺を図り、全治1カ月の重傷。男性は集団的自衛権に反対する内容を拡声器で繰り返し発言していたが、突然自分にガソリンをまきライターで火を付けた。

30

首相官邸前で、憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認に反対するデモが行われた。主催者側の発表によると参加者数はおよそ1万人。集団的自衛権行使を容認する旨の閣議決定は7月1日になされる予定。

憲法9条の解釈変更による集団的自衛権行使容認に対して、反対表明のプラカードを掲げるデモ参加者たち

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  • [2014.07.03]
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