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『映画ちいかわ』を国際政治学から読み解く:なぜ争いは始まり、なぜ終わらないのか

『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』が日本国内だけでなくアジア各国でも大ヒットを記録している。国際政治学者の東野篤子氏は、このかわいいキャラクターのアニメ作品が「国際政治の残酷な縮図」を描き出しており、世界各地の紛争を考える上で示唆に富んでいると分析する。(この寄稿は映画のストーリーや結末の「ネタバレ」を含みます)

CULTURE | 2026. 11. 05 | 東野 篤子
特集・シリーズ
戦後思想からたどるジブリの“想像力”

スタジオジブリは2025年に設立40周年を迎えた。日本の「戦後80年」の後半と重なる時代だ。「国民的スタジオ」をけん引してきた宮崎駿・高畑勲の作品は、戦後思想や価値観を色濃く反映している。『ジブリの戦後 国民的スタジオの軌跡と想像力』(中央公論新社、2025年)を著した映画史研究者・渡邉大輔氏が、宮崎監督に影響を与えた思想を切り口に、ジブリアニメの軌跡と「ポストジブリ」を再考する。

写真:© 1988 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli

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